シーシャ屋に入って席についた直後、たいていのお店でこう聞かれます。
「何系でいきますか?」
ここで固まる人は、本当に多いです。「何系……?」と思ったまま、結局「おまかせで」と言ってしまう。それでも美味しい一台は出てきますが、この質問にひとこと返せるだけで、出てくる味の当たり方がまるで変わります。
この記事では、その「何系」の中身を全部並べます。系統は全部で17種類。それと、そのまま言えば通じる「完成形」のミックス12パターンまで載せました。これを読み終えたら、次からは3秒で答えられます。
この記事のいちばん短い結論
「何系?」は、200種類以上ある選択肢を一気に10分の1に絞るための質問です。
正解を答える必要はありません。「フルーツ」「お茶」「甘いの」「さっぱり」——この4語のどれかで十分です。そこから先は、スタッフが詰めます。
そもそも、なぜ「何系?」と聞かれるのか
理由はシンプルで、フレーバーの数が多すぎるからです。
シーシャのフレーバーは、世界中のメーカーを合わせれば軽く数千種類あります。当店でも20ブランド・72種類を常備していて、そこから2〜3種類を選んで組み合わせるので、理論上の組み合わせは数万通りになります。
この数万通りを、いきなり口頭で提案するのは不可能です。だから最初に「方向」だけ聞く。北か南かが決まれば、あとは地図を見ながら詰められます。「何系?」はその方角の質問です。
答え方は、3通りあります
「何系?」への返し方には、レベルの違う3つのやり方があります。どれでも構いません。
① 系統の名前で答える(いちばん速い)
「フルーツ系」「お茶系」「デザート系」。この記事の後半の表から、ピンときた言葉をそのまま言うだけです。スタッフ側がいちばん動きやすい答え方で、提案までが最短になります。
② 具体的な食べ物・飲み物で答える
「桃が好き」「アールグレイのミルクティーみたいなの」「モヒートっぽいやつ」。実はこれがいちばん精度が高い答え方です。系統名より情報量が多いので、着地点を逆算して組み立てられます。
③ 気分・シーンで答える
「疲れてるから軽いのがいい」「ご飯のあとだから重くないの」「長く吸いたいから飽きないやつ」。味の名前がひとつも出てこなくても、これで十分成立します。むしろ、その日の体調に合った一台が出てきやすい答え方です。
言ってはいけない答えは、ありません
「わからない」も立派な答えです。その場合は「甘いのと、さっぱりしたの、どっちが近いですか」と聞き直すだけなので、遠慮はいりません。むしろ知ったかぶりで系統名を言うより、正直な「わからない」のほうが良い一台になります。
シーシャの系統・17種類 全リスト
ここが本題です。「何系」の“系”にあたるものを、全部並べます。右端の「MIXでの役割」は、その系統がミックスの中でどう働くかを書いています。組むときはここを見てください。
| 系統 | 代表的な味 | MIXでの役割 |
|---|---|---|
| ① フルーツ系 | ピーチ、グレープ、アップル、洋梨、ライチ | 主役にしやすい万能系 |
| ② ベリー系 | ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー | 甘酸っぱさ・濃厚さ |
| ③ 柑橘系 | レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、ユズ | 酸味・キレ |
| ④ トロピカル系 | マンゴー、パイン、グアバ、パッション | 南国感・濃い甘さ |
| ⑤ お茶系 | アールグレイ、紅茶、ジャスミン茶、抹茶、ウーロン | 香り・落ち着き |
| ⑥ ドリンク系 | コーラ、レモネード、エナジー、コーヒー、モヒート | 飲み物の再現 |
| ⑦ デザート系 | チョコ、キャラメル、ケーキ、クッキー、バニラ | 甘さ・コク |
| ⑧ パン・焼菓子系 | パン、ワッフル、ビスケット、パイ、マフィン | 香ばしさ・焼いた香り |
| ⑨ ミルク・クリーム系 | ミルク、クリーム、ヨーグルト、練乳 | まろやかさ |
| ⑩ ナッツ系 | ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、アーモンド | 香ばしさ・厚み |
| ⑪ フローラル系 | ローズ、ジャスミン、ラベンダー、金木犀 | 華やかな香り |
| ⑫ スパイス・ハーブ系 | シナモン、カルダモン、ジンジャー、アニス | 複雑さ・アクセント |
| ⑬ 清涼系 | ミント、メンソール、アイス、コールド | 冷涼感・後味を軽くする |
| ⑭ ウォーター・アクア系 | スプリングウォーター、アクア、オーシャン、レイン | 透明感・瑞々しさ |
| ⑮ 中東・オリエンタル系 | ダブルアップル、パンラズナなど | アニス・スパイス・香水的な個性 |
| ⑯ ウッド・スモーキー系 | ウッド、オーク、シガー、スモーク | 重厚感・深み |
| ⑰ 香水・ムスク系 | ホワイトムスク、香水系 | 香りの余韻・高級感 |
17もあると「多い」と感じるかもしれませんが、実際に「何系?」の答えとしてよく出るのは、上から4つ(フルーツ・ベリー・柑橘・トロピカル)とお茶系・デザート系で、体感8割です。残りは、慣れてきてから使う引き出しだと思ってください。
17系統を1枚の地図にすると
系統は、「軽い⇄重い」「甘い⇄香り寄り」の2軸に置くと関係が見えます。近いところにある系統同士は、混ぜても失敗しません。
この地図には、そのままミックスの指針になる読み方があります。
- 隣同士を混ぜる——同系統・近い系統の組み合わせは、失敗率がいちばん低いです
- 左下(フルーツ)を主役に、上(清涼・柑橘)を足す——王道の“さっぱり甘い”になります
- 右下(デザート・ナッツ)だけで固める——重くなるので、吸う時間が長い日向けです
- 左端と右端をいきなり繋がない——繋ぎたいときは、後述のミントを挟みます
MIXは「完成形」で考えると、一気に簡単になります
ここからが実践編です。フレーバーを1個ずつ選ぼうとすると難しいのに、「完成形」から逆算すると急に簡単になります。
「マンゴーとグアバとパッション、どれにしよう」ではなく、「トロピカル系にしたい」→ その完成形はこれ、と考える。以下は、そのままスタッフに言えばほぼ確実に伝わる12パターンです。
フルーツ系
ピーチ × ホワイトグレープ × ミント
爽快シトラス系
レモン × ライム × ミント
トロピカル系
マンゴー × グアバ × パッション
お茶系
アールグレイ × ベルガモット × レモン
フローラルティー系
ジャスミン × アールグレイ × ベルガモット
ミルキー系
ミルク × バニラ × ストロベリー
スイーツ系
チョコ × ヘーゼルナッツ × バニラ
パン・焼菓子系
パン × シナモン × バニラ
ウォーター系
スプリングウォーター × ライチ × ホワイトグレープ
中東系
ダブルアップル × アニス × ミント
スパイス系
紅茶 × カルダモン × シナモン
香水・フローラル系
ホワイトムスク × ローズ × ベルガモット
この12個を眺めて、ひとつでも「これが良さそう」と思えたなら、もう「何系?」への答えは出ています。そのまま読み上げてください。
銘柄が無くても大丈夫です
上の完成形に出てくる名前が、その店に必ずあるとは限りません。ただ「その味の完成形」さえ伝われば、手持ちのフレーバーで組み直せます。たとえば当店ならウォーター系はライチ × ホワイトグレープ × ミント、スイーツ系はチョコレート × アーモンド × バニラという形で再現します。
もちろん、系統をまたいで混ぜても構いません
ここまで系統ごとに整理してきましたが、「この系統の中だけで混ぜなければいけない」というルールはひとつもありません。
むしろ、面白い一台はだいたい系統をまたいだところから生まれます。ピーチにヨーグルトを足せば飲むヨーグルトになるし、チョコレートにミントを足せばチョコミントになる。系統は「守るための枠」ではなく、迷ったときに戻ってくる基準だと思ってください。
例えば、こんな形です。先ほどの12系統それぞれについて、実際に組める組み合わせを10個ずつ並べます。★ が付いているものが、系統をまたいだ組み合わせです。並べてみると分かりますが、★のほうが多いくらいです。
読み方
左が組み合わせ、右がその一台の性格です。書いてある順番が、そのまま主役 → 脇役 → アクセントの順になっています。
フレーバー名は当店の72種類から選んでいるので、そのまま「これで」と言っていただければ組めます(在庫状況により、近いもので代替する場合があります)。
① フルーツ系から広げる
| ピーチ × ホワイトグレープ × ミント | 王道。一台目に迷ったらこれ |
| 洋なし × ライチ × ミント | 上品で軽い。長く吸っても疲れない |
| グリーンアップル × レモン × ミント | ★ 青りんごのキレ。甘さ控えめ |
| ピーチ × ヨーグルト × ミント | ★ 飲むヨーグルト。フルーツ×乳の鉄板 |
| 洋なし × アールグレイ × ミント | ★ 洋梨の紅茶。香りが立つ |
| メロン × ミルク × バニラ | ★ メロンクリームソーダの上の部分 |
| グレープ × ベリー × レモン | ★ 濃いぶどう。酸で締める |
| スイカ × ライム × ミント | ★ 夏の定番。塩レモンを少し足すのも良い |
| ピーチ × カルダモン × ミント | ★ 大人の桃。スパイスが奥行きを作る |
| レッドアップル × シナモン × バニラ | ★ 焼きりんご。秋冬に強い |
② 爽快シトラス系から広げる
| レモン × ライム × ミント | 基本形。いちばんキレる |
| グレープフルーツ × ミント × アイス | 苦みで締まる。飲み物に合わせやすい |
| ゆず × レモングラス × ミント | ★ 和のシトラス。香りが上品 |
| 塩レモン × スイカ × ミント | ★ 夏の塩スイカ。汗をかいた日に |
| レモン × ジンジャーエール × ミント | ★ ジンジャーレモネード。喉に来る爽快感 |
| オレンジ × ベルガモットティー × ミント | ★ アールグレイオレンジ。香水的 |
| ライム × コーラ × ミント | ★ キューバリブレ風。夜遅い時間に |
| グレープフルーツ × ローズ × ミント | ★ 香水のような柑橘。好き嫌いは分かれる |
| レモン × ヨーグルト × ハニー | ★ はちみつレモンヨーグルト。まろやか |
| ゆず × 抹茶 × ミント | ★ 和の一台。食後に強い |
③ トロピカル系から広げる
| マンゴー × グアバ × パッションフルーツ | 完成形。濃さで殴るタイプ |
| ミルキーマンゴー × ココナッツ × バニラ | ★ 南国スイーツ。デザート寄りに着地 |
| パイナップル × ココナッツ × ミント | ★ ピニャコラーダ風。甘いのに軽い |
| マンゴー × ライム × ミント | ★ 甘さを酸で締める。飽きにくい |
| パッションフルーツ × グレープフルーツ × アイス | ★ 酸のトロピカル。夏向き |
| グアバ × ヨーグルト × ハニー | ★ 南国ラッシー。角が取れる |
| マンゴー × カルダモン × ミルク | ★ マンゴーラッシー。スパイスが効く |
| パイナップル × バナナ × コンデンスミルク | ★ 完全にスムージー。重め |
| ライチ × パッションフルーツ × ミント | ★ トロピカルの軽量版 |
| マンゴー × 抹茶 × ミルク | ★ 意外に合う。抹茶が渋みで支える |
④ お茶系から広げる
| アールグレイ × ベルガモットティー × レモン | 紅茶をまっすぐ出す形 |
| アールグレイ × ミルク × バニラ | ★ ロイヤルミルクティー。定番中の定番 |
| 抹茶 × ミルク × あずき | ★ 抹茶ラテ。和スイーツの一台 |
| ベルガモットティー × ピーチ × ミント | ★ ピーチティー。誰でも飲める |
| アールグレイ × カルダモン × シナモン | ★ チャイ。寒い日に強い |
| 抹茶 × ホワイトグレープ × ミント | ★ 渋みと甘さの中間。軽い |
| ベルガモットティー × ライチ × ローズ | ★ 香りで攻める一台 |
| アールグレイ × チェリー × ミルク | ★ チェリーティーラテ。甘さは中くらい |
| 抹茶 × ココナッツ × バニラ | ★ 抹茶ココナッツ。まろやかで重め |
| ベルガモットティー × ゆず × ハニー | ★ ゆず茶。喉に優しい印象 |
⑤ フローラルティー系から広げる
| ジャスミン × アールグレイ × ベルガモットティー | 完成形。香りだけで構成する |
| ローズ × ライチ × ミント | ★ 華やか系の入口。まず失敗しない |
| ラベンダー × ミルク × バニラ | ★ 花のラテ。寝る前に向く |
| ジャスミン × ホワイトグレープ × ミント | ★ 透明感がいちばん出る組み方 |
| ローズ × ラズベリー × ミルク | ★ ベリーの香水。甘さしっかり |
| ラベンダー × レモン × ハニー | ★ ハーブティー的。軽い |
| ジャスミン × ピーチ × アイス | ★ 桃のジャスミン茶。夏に強い |
| ブルーヘブン × ローズ × ミント | 見た目も香りも作り込む一台 |
| ラベンダー × ブルーベリー × ミント | ★ 青系でまとめる。落ち着く |
| ローズ × カルダモン × ベルガモットティー | ★ 中東寄りの香り。上級者向け |
⑥ ミルキー系から広げる
| ミルク × バニラ × ストロベリー | ★ いちごミルク。万人向け |
| ミルク × バナナ × コンデンスミルク | ★ バナナジュース。かなり甘い |
| ヨーグルト × ブルーベリー × ハニー | ★ 朝食っぽい爽やかさ |
| ミルク × 抹茶 × あずき | ★ 和パフェ。締めの一台に |
| コンデンスミルク × ココナッツ × パイナップル | ★ 南国ミルク。重量級 |
| ミルク × キャラメル × アーモンド | ★ キャラメルナッツラテ |
| ヨーグルト × ピーチ × ミント | ★ 重くならないミルキー系 |
| ミルク × カプチーノ × チョコレート | ★ カフェモカ。夜更かし向き |
| ミルク × メロン × バニラ | ★ メロンソーダのアイス部分 |
| ヨーグルト × ゆず × ハニー | ★ 和ヨーグルト。後味が軽い |
⑦ スイーツ系から広げる
| チョコレート × アーモンド × バニラ | ★ 完成形。板チョコそのもの |
| チョコレート × ミント × ミルク | ★ チョコミント。甘いのに後味は軽い |
| キャラメル × カプチーノ × ミルク | ★ キャラメルマキアート |
| チョコレート × チェリー × ミルク | ★ チョコチェリー。大人っぽい甘さ |
| キャラメル × バナナ × バニラ | ★ バナナタルト。重め |
| チョコレート × オレンジ × ミント | ★ オランジェット。甘さが締まる |
| バニラ × ストロベリー × ミルク | ★ ストロベリーアイス |
| チョコレート × あずき × ミルク | ★ 和洋折衷。意外と軽い |
| キャラメル × アーモンド × ビスケット | ★ 焼き菓子そのもの |
| チョコレート × カルダモン × ミルク | ★ スパイスショコラ。飽きにくい |
⑧ パン・焼菓子系から広げる
| ビスケット × シナモン × バニラ | ★ シナモンクッキー。完成形 |
| ビスケット × ミルク × ハニー | ★ ハニートースト |
| ビスケット × キャラメル × アーモンド | ★ フロランタン。かなり甘い |
| ビスケット × レッドアップル × シナモン | ★ アップルパイ。秋冬の定番 |
| ビスケット × バナナ × コンデンスミルク | ★ バナナブレッド |
| ビスケット × カプチーノ × ミルク | ★ コーヒーとお茶菓子。深夜向き |
| ビスケット × あずき × ミルク | ★ どら焼き。和菓子の質感 |
| ビスケット × チョコレート × アーモンド | ★ チョコクッキー。重量級 |
| ビスケット × 抹茶 × ミルク | ★ 抹茶クッキー。渋みで締まる |
| ビスケット × ピーチ × バニラ | ★ ピーチタルト。焼菓子系の軽量版 |
⑨ ウォーター系から広げる
| ライチ × ホワイトグレープ × ミント | 当店の透明感系はここから |
| 洋なし × ライチ × アイス | ★ 甘いのに軽い。真夏向き |
| キウイ × ホワイトグレープ × ミント | 酸が少し立つ。さっぱり |
| メロン × ミント × アイス | ★ 水のようなメロン |
| ゆず × ホワイトグレープ × アイス | ★ 和の透明感 |
| ライチ × ローズ × アイス | ★ 香りだけ残す組み方 |
| スイカ × キウイ × ミント | 水分の多い果物だけで組む |
| ホワイトグレープ × ジャスミン × アイス | ★ 香りのある水。上級者に人気 |
| 洋なし × ヨーグルト × ミント | ★ 軽いのにコクがある |
| ライチ × グレープフルーツ × ミント | ★ 苦みで輪郭をつける |
⑩ 中東系から広げる
| ダブルアップル × パンラズナ × ミント | 王道。現地で最も吸われている形 |
| ダブルアップル × ミント × アイス | ★ シンプルに冷たく。夏の中東系 |
| パンラズナ × レモン × ミント | ★ 酸を足して軽くする |
| ダブルアップル × カルダモン × ミント | ★ より現地寄り。香りが濃い |
| ダブルアップル × グレープ × ミント | ★ アニスが苦手な人向けの緩和版 |
| パンラズナ × ローズ × ミント | ★ 香水的な中東系 |
| ダブルアップル × ハニー × ミント | ★ 甘みを足して丸くする |
| パンラズナ × ベルガモットティー × ミント | ★ 紅茶と繋げる。落ち着く |
| ダブルアップル × チェリー × ミント | ★ 甘酸っぱさが乗る |
| ダブルアップル × シナモン × ハニー | ★ ミント無しの温かい構成 |
⑪ スパイス系から広げる
| アールグレイ × カルダモン × シナモン | ★ チャイ。完成形 |
| シナモン × レッドアップル × バニラ | ★ 焼きりんご。冬の一台 |
| カルダモン × ミルク × ハニー | ★ スパイスラテ。まろやか |
| ジンジャーエール × レモン × ミント | ★ ジンジャーモヒート風 |
| シナモン × チョコレート × ミルク | ★ メキシカンショコラ |
| カルダモン × オレンジ × ベルガモットティー | ★ 香りが三層に重なる |
| シナモン × バナナ × コンデンスミルク | ★ 焼きバナナ。甘さ強め |
| カルダモン × マンゴー × ヨーグルト | ★ ラッシー。食後に強い |
| シナモン × ビスケット × カプチーノ | ★ 完全に喫茶店の味 |
| カルダモン × ローズ × ライチ | ★ スパイスと花。個性は強い |
⑫ 香水・フローラル系から広げる
| ローズ × ベルガモットティー × ライチ | ★ 香水系の入口。当店の定番形 |
| ローズ × ラベンダー × アイス | 花だけで組む。余韻が長い |
| ジャスミン × ライチ × ローズ | ★ 甘さは薄いのに華やか |
| ローズ × グレープフルーツ × ミント | ★ 苦みで大人っぽく寄せる |
| ラベンダー × ブルーヘブン × アイス | 見た目まで作り込む一台 |
| ジャスミン × 洋なし × アイス | ★ 香りと果実の中間 |
| ローズ × ザクロ × ミント | ★ 中東寄りの華やかさ |
| ラベンダー × ハニー × ミルク | ★ 寝る前向き。とても穏やか |
| ジャスミン × ゆず × ミント | ★ 和の香水系 |
| ローズ × ベリー × ミルク | ★ 甘い香水。デザート寄り |
越境するときの、たったひとつのコツ
120個並べましたが、共通しているのは「主役は必ず1つの系統から選んでいる」ことです。系統をまたぐのは脇役とアクセントの側であって、主役まで散らすと味の焦点が消えます。
そして、遠い系統同士をつなぐときは前述のとおりミントか、ミルク・バニラのどちらかを間に入れると、ほぼまとまります。ミントは「冷やして繋ぐ」、ミルク・バニラは「包んで繋ぐ」。方向が逆なので、軽くしたいならミント、まろやかにしたいならミルクです。
なぜ3つなのか——主役・脇役・アクセント
完成形がどれも3つで書かれているのには理由があります。ミックスは3層構造で考えると、ほぼ破綻しません。
ありがちな失敗は、好きなフレーバーを3つ均等に入れてしまうことです。全員が主役になると、どれも主張して結局ぼやけます。「今日はピーチの日」と決めて、残りはそれを立てる役に回す。これだけで完成度が変わります。
異系統を繋ぐなら、ミントを20〜40%
もうひとつ、覚えておくと便利な法則があります。系統が離れている2つを混ぜたいときは、ミントを挟むと繋がります。
逆にいえば、「ミント入れますか?」も“何系?”と同じくらい大事な質問です。同じピーチでも、ミントの有無で別の一台になります。苦手な方は、最初に「ミント無しで」と言ってしまって構いません。
当店の72種類で、実際に組むと
当店は20ブランド・72種類(ニコチンあり46種/ノンニコチン26種)を常備しています。上の完成形を、実際のラインナップに置き換えるとこうなります。
| こう言われたら | 当店で組む一例 |
|---|---|
| 「フルーツ系で、さっぱり」 | ピーチ × ホワイトグレープ × ミント |
| 「めちゃくちゃ爽やかなやつ」 | レモン × ライム × ミント |
| 「南国っぽい濃いの」 | マンゴー × グアバ × パッションフルーツ |
| 「お茶系。落ち着くやつ」 | アールグレイ × ベルガモットティー × レモン |
| 「甘くてまろやかなの」 | ミルク × バニラ × ストロベリー |
| 「デザートみたいなの」 | チョコレート × アーモンド × バニラ |
| 「香ばしくて重ためで」 | ビスケット × シナモン × バニラ |
| 「透明感のある軽いやつ」 | ライチ × ホワイトグレープ × ミント |
| 「王道の中東っぽいの」 | ダブルアップル × パンラズナ × ミント |
| 「スパイス効いたチャイっぽいの」 | アールグレイ × カルダモン × シナモン |
| 「花っぽい香りのやつ」 | ローズ × ジャスミン × ベルガモットティー |
| 「函館っぽい、他にないやつ」 | ヒノキ × ミント × レモン × レモングラス |
実際の在庫や当日の状態で変わることはありますが、「言われた完成形に、いちばん近いものを組む」という考え方は変わりません。ラインナップの全体はシーシャリストで公開しています。
「何系」が分からないときに、代わりに伝えるといい5つ
最後に、系統がまったく浮かばない日のための実用的な話をします。次の5つのうち、思いついたものを言ってもらえれば、それだけで組めます。
1. 甘さ 「甘いのが好き」/「甘すぎないほうがいい」
2. ミント 「入れてほしい」/「無しで」/「弱めで」
3. 重さ 「しっかり吸いごたえが欲しい」/「軽くていい」
4. 前後の予定 「これから飲む」/「食後」/「このあと帰って寝る」
5. 苦手なもの 「コーヒー系はだめ」/「花の香りが苦手」
特に5番の「苦手なもの」は、好みを言うより効きます。外してはいけない地雷が分かれば、残り全部が候補になるからです。
そして、吸っている途中で「思ってたのと違う」と言ってもらって構いません。シーシャは1時間以上かけて吸うものなので、途中で微調整できます。合わなければ言ってください。
まとめ:「何系?」に3秒で答えるために
- 系統は全部で17種類。ただし実際によく使うのはフルーツ・ベリー・柑橘・トロピカル・お茶・デザートの6つ
- 答え方は①系統名 ②具体的な食べ物 ③気分やシーンのどれでもいい。精度がいちばん高いのは②
- MIXは「完成形」から逆算する。12パターンのどれかを言えば、まず伝わる
- 組み方は主役50〜60% / 脇役25〜35% / アクセント5〜15%。主役はひとつだけ
- 系統が離れたもの同士は、ミントを20〜40%で繋げる
- 分からなければ「甘さ・ミント・重さ・前後の予定・苦手なもの」のどれかを伝えれば十分
味の決まり方そのものについてはシーシャの味は何で決まるのか、ブランドごとの違いはシーシャブランド一覧で詳しく書いています。
函館シーシャアテナ
「何系がいいか分からない」から始めて大丈夫です。
函館市松風町10-2、20:00〜翌5:00。20ブランド・72種類(ノンニコチン26種)から、その日の気分に合わせて組み立てます。この記事を開いて「これがいい」と見せていただくのでも構いません。